レビー小体型認知症の治療薬は何?
レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症と違います。
当たり前のことかもしれませんが。
たとえば、レビー小体型認知症は幻視が特徴的な症状です。
幻視は実際には目の前に存在していないのに
あたかも存在しているように見える症状を指します。
たとえば、今公園にいるとします。
公園にはあなたと隣にレビー小体型認知症を患っているおじいちゃんの二人しかいません。
で、おじいちゃんが「公園で野球なんてしたらいけないのに
悪い子供たちだな」と言います。
あなた「???」
もちろん、公園にはあなたとおじいちゃんしかいません。
こんな感じの症状が幻視でレビー小体型認知症の典型的な症状です。
これに対してアルツハイマー型認知症は幻視は起こりません。
記憶障害が起こります。
今、時刻は15時。12時に昼食を食べたのに
「さっき食べたシチューおいしかったね」と言うと
アルツハイマー型認知症の患者さんは「シチューなんて食べたっけ?」
とちょっと前のことさえ覚えていません。
こういった記憶障害を起こすのがアルツハイマーが認知症の特徴です。
で、アルツハイマー型認知症の患者さんの治療薬は
以前からアリセプトというお薬が使われてきました。
レビー小体型認知症の場合には少し前まで
アリセプトは認可されていませんでした。
ところが2014年になって
レビー小体型認知症の患者さんにもアリセプトが認められました。
したがってレビー小体型認知症の治療薬はアリセプトです。
具体的な使用料などはこちらの記事をご覧ください。
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