認知症で起こる周辺症状と中核症状の違いとは?
お医者さんから「認知症ですね」と診断されたら
大きく2つの症状に悩まされることになります。
中核症状と周辺症状です。
ただ、中核症状とか周辺症状と専門用語を並べても
意味がわかりません。
そこで、認知症に起こる中核症状と周辺症状の違いについて
わかりやすく説明させて頂きます。
周辺症状と中核症状の違いがわかれば
「この症状はお薬で対処できるな」
とか
「この症状はお薬ではなく、環境が原因だな。
環境を変えなきゃ」
と適切な対処法をご自身で思いつくようになります。
認知症に起こる中核症状と周辺症状の違いとは?
中核症状と周辺症状の最大の違いは
原因が直接的かどうか?です。
中核症状は脳に直接障害を受けて起こる症状をいいます。
ですが、周辺症状は周りの目に対する本人の反応をいいます。
つまり、中核症状は脳の障害で起こる症状で
周辺症状は環境に対する本人の反応のことです。
したがって、脳に障害を受けるから認知症になるため
中核症状は確実に起こりますが、
周辺症状は起こらない場合もあります。
そういった意味では認知症の患者さんによって
・中核症状と周辺症状の一部が起きている
・中核症状のみ起きている
ことがあるので、対応の仕方や治療法が
まったく変わってくるわけです。
認知症の患者さんに
「昼ごはん、何食べたの?」と聞いてみると
「え、食べたっけ?」
と食べたかどうかさえわかりません。
ただの物忘れだと、昼ごはんを食べたことは覚えていますが
何を食べたかがわからなくなるだけです。
ですが、認知症の患者さんは食べたかどうかさえわかりません。
こういった症状を中核症状といいます。
とはいえ、「昼ごはん、何食べたの?」くらいの聞き方なら
認知症の患者さんもそこまで気を悪くしないでしょう。
でも、患者さんに「そんなことも覚えてないの!」
と強い口調で言ってしまうと、
患者さんは「・・・」とすごく落ち込んでしまう方もいるでしょうし、
「なんで自分は覚えることさえできないの!?」って
すごくイライラしてしまう方もいるでしょう。
こういった周りが原因で起こる本人の反応を周辺症状といいます。
したがって、もし認知症だと診断された方が近くにいるなら
どう接してあげたらいいか?こちらの記事で確認しておきましょう。
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あと、認知症の具体的な症状はこちらを参考にしてくださいね。
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